この記事は、決して奨学金制度の存在を、否定する記事ではありません!
私が伝えたいのは、今後の後世の若者達が、私のような経済的自立ができない大人にならないように、奨学金貧乏の現実を伝えていきます。
こういう大人もいるんだな〜。くらいの気持ちで呼んでください!
奨学金は良い制度だと思います。ただ、「奨学金」だと借金感がないので、名前を変えた方が良いとは個人的には思いますがね、、、。
私は、14歳の時に治療家になりたいと決心し、高校卒業後に6年間専門学校に通い、勉強が嫌いでしたが、死ぬ気で勉強し、医療資格・トレーナー資格を取得し、治療家になるという目標を叶えました。そして、土日を返上して勉強会にいき治療家の技術を磨き、そして、医療の最先端の情報を得るには語学が必要と感じ、英語学習をしており、今年には留学も経験しました
今回の記事をみて、「1,000万も借りて自業自得だろ」とおもう方いると思います。確かに、奨学金に頼りすぎた私は、自業自得です。しかし、奨学金のおかげで治療家になる目標を叶えられました。
なんの目標もなく借りた1,000万ではありません。
奨学金を、「ただの負債にするのか」「自己投資にするのか」はその人次第です。
目次
会社員時代のお給料
サラリーマン時代の実質手取りは、12万でした。
総支給額 | 21.5万 |
手取り | 16.5万 |
奨学金返済 | −4万 |
実質手取り | 12.5万 |
私は、出費はこれだけでは終わらないのです!
治療家としてのスキルを向上させるために、月に2回県外へ勉強会へいっていたので、さらに出費がありました。
内訳)高速バス1.5万・研修費2万・テキスト・電車代などで、毎月4万の出費です。
総支給額 | 21.5万 |
手取り | 16.5万 |
奨学金返済 | −4万 |
家賃(実家) | −3万 |
研修費 | -4万 |
最終残高 | 5.5万 |
最終残高、5.5万円から、通信費(格安SIM)・昼食代・ガソリン代・雑費などを払います。
節約のために、昼食は毎日お弁当を作って持っていっていました。タバコやパチンコは一切しませんし、飲み会にも行きません。節約できるところはしました。
実家暮らしでないと、生活がくるしい現実ですね。。。実家に感謝です!
本当にケチ臭い話ですが、県外での研修時もコンビニや外食はせずに、お金なかったので、お弁当作って持って行っていました。笑
コンビニやランチを食べると、1,000円近くします。月2回で2000円が、年間で10回はあるので、昼食代に2万円と考えると、高く感じていました!
私的には、ケチではなく、倹約なのです!!!
→倹約が楽しめるタイプなので、苦ではないです。笑
「お金」が原因で生まれる「葛藤」
奨学金返済・家賃・研修費・家賃だけで、毎月11万の出費が確定してました。
残された5.5万円から、生活費をまかなうので、貯金ができませんでした。年に2回のボーナスが救いでした。
しかし、田舎なので、車が必需品です。車の維持費や任意保険費用を準備しておく必要があったので、満額貯金はできません。(以前の日本は、賞与から税金が引かれることはなかったようですが、ガッツリ引かれちゃいますし。。。)
日頃の生活だけで、精一杯なのに、友人の祝儀を払うのが、キツかったですし、友人から遊びに誘われても、遊ぶお金の余裕がなかったので、断る時もありました。※しかし、性格的にも、1人が好きなのと、気を許した友達としかあまり遊ばないです。笑
奨学金返済がなくても、手取り16.5万円。仮に一人暮らしができたとしても、生活はカツカツでしょう。
勤務先の病院の昇給は、年間2,000円だったので、お給料が上がる見込みもありませんでした。(小さい病院だったので、管理職もなく、昇給は絶望的です。)経済的自立ができていないため、実家を出ることもできません。
医療人たるものが、「お金・お金」なんていうなんて、なんてけしからんやつめ!
患者さんのために、勉強して働くのが当たり前だー!という声もきこえてきそうですが、、、。
時々、こんな薄給で昇給の見込みもないのに、多額の奨学金借りて、自費で研修費も年間数十万払うのが、割りに合わないと思うことがありました。
治療家として、患者さんの病状を改善させたい気持ちは、人一倍あります。なので、医療に対する研修費(勉強会・書籍など)は妥協せずに投資しました。
しかし、治療家である前に、自分の人生「時間・お金」を犠牲にして、ここまで頑張る必要があるのか?と思い、以前は自分にとって治療家は、天職と思っていましたが、「お金」が理由でその気持ちも薄れてきました。
お金なくて、実家からでれない
お恥ずかし話、27年間、留学生活以外で、実家から離れて住んだことがありません。理由はもちろん、「お金」です。※あとは、「縁がない」笑
人生に、正解不正解はないですが、同級生の結婚・出産・家を買うなどの話を聞くと、未だに経済的自立が出来ていない自分はいったいなんなんだろううか?と思います。※まだまだ未熟です。
それでも、お金をためて「留学」へ
お金ないって、いうくせに、留学しとるやないかー!
どうせ、現実逃避のために、遊んでたんだろー!という声も聞こえてきそうですが。。。
留学の目的は、もちろんキャリアアップ・自己投資のためです。
病院勤務と並行しながら、勤務後に往診へ行ったり、トレーナーとしての活動で収入を得ていました。日曜には、1時間3000円が売りの激安のリラクゼーションで、12時間くらい働きました。
正直、副業がなけれんば、研修にも行けませんでしたし、友人へのご祝儀も払えませんでした。もちろん、留学費用も。
そして、現在は、新聞配達しながら、個人事業主として活動しています。
※本当は、開業するつもりなかったんですが、コロナの影響で留学中断・海外就職が絶望となってしまい、開業する運びになりました。実家から出られるように、早く自立できるように頑張ります。
まとめ
途中、話が脱線してしまいましたが、これが奨学金1,000万借りた人の人生です。
個人的には、どうしてもなりたい職業があるのであれば、奨学金を計画的に借りて進学すべきだと思いますが、特になりたい職業がないのであれば、奨学金を借りて大学に行くのは、どうかな?と思います。
大学に行ってから、やりたいことを見つけるという考えもあるでしょうが、実際に見つけられている人は、少数だと思います。
※あくまで、個人的な意見です。
まだ、返済が700万以上残っていますが、早期返済を目指し、経済的自立を手に入れて、実家から出られるように、これからも行動し続けていきたいと思います!