私には、奨学金返済1,000万があります。
「自業自得です」奨学金に対する認識が甘かったです。奨学金貧乏になったことを、誰かのせいには、しません。自己責任です。ですが、この国では「奨学金に対する教育」がありません。なので、奨学金のせいで、大変な人生になっている方も、多くいるのは確かです。
ここから解説する記事は、高校の先生も大学、専門学校の先生も、あなたの両親も教えてくれません。なぜなら、奨学金制度について知らないから。奨学金制度について、教育を受けていないからです。
なので、その方々の代わりといえば、おこがましいですが、私がブログを通じて、後世の方には私のように、奨学金貧乏になって欲しくないと想いを込め、奨学金制度についての記事を書いています。
ここからの内容を、理解して行動することで、あなたの人生は大きく変わるでしょう。
読んでいて、難しいと思うこともあるかもしれませんが、何回でも良いから読み直してください。
「あなたの今後の人生が、あなたのお子さんが、今後、連帯保証人になる可能性があるあなた」も、この記事をきっかけに、奨学金制度についての理解を深めていただければ幸いです。
目次
「奨学手続き」のスケジュールを把握する
説明会への参加・必要書類の準備
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は、通学している「高校を通じて申し込む制度」です。なので、高校で開かれる説明会に必ず参加しましょう。
重要:高校3年の4-5月に説明会→5-6月ごろに第一回目の「予約採用」
※第2回目の予約採用は10-11月頃にあります。

あ、、。
忘れてた。。。泣

くれぐれも説明会の参加、予約採用の申し込みは、忘れないように、注意してくださいねー!
日本学生支援機構の給付型(もらえる奨学金)を申し込みを検討する方は、高校3年生の時の予約採用でないと申し込むことができません。※かなり重要です。

4-5月の説明会から、5-6月の第一回目の「予約採用」まで、あまり時間がありません。奨学金申請には、必要書類があるので、あらかじめ準備しておくようにしましょう!
必要書類は、マイナンバーで簡略化
所得証明書には、「源泉徴収票」、「納税証明書」、「確定申告書」などは原則NGです。
以前までは、ややこしくて、面倒臭い書類が必要でしたが、現在は、マイナンバーの提出により、奨学金に関する各種手続きに必要な収入に関する情報等を行政機関間の情報連携により取得してくれるので、必要書類の準備の手間が簡略化されています。

私の時と違い「マイナンバーの活用」で、かなり簡略化されています!
保証制度に必要な書類
連帯保証人に必要なもの:印鑑登録証明書、所得証明書

連帯保証人の方には、前もって準備して、もらうようにしておきましょう!
機関保証制度に必要なもの:奨学金を借りる人の住民票

保証人制度ってなんなの?

後ほど、説明します!
今は、こんな書類が必要なのかー!くらいの認識で大丈夫です!
在学採用はあてにしない
大学に進学してからも、「在学採用」で、第二種から第一種への切り替えができます。※高校の時に、「予約採用」をしていれば。もちろん、第一種、第二種への申し込みもできます。

高校の時の予約採用で、第二種しか通らなかった方は、大学進学後にも、無利子の第一種へ切り替えができるチャンスがあります!
※通われている大学の、奨学金窓口へご相談ください。
大学に進学してからでも、「在学採用」で、奨学金を借りることは可能です。
しかし、注意したいのが、大学によってですが、採用枠に限りがあります。

奨学金の申請?めんどくさいから、大学入ってからでよくない?

そんな呑気なことを言っていて、借りられないと困るのは自分です!
奨学金が必要な方は、前もって準備しましょう!
大学での「在学採用」は、予約採用で希望の奨学金を借りられなくなった時の、「最後のチャンス」と考えておきましょう。決して、在学採用を当てにしなうようにしましょう。
=急遽、奨学金が必要になった時=
本来は借りる予定ではなかったが、進学してから、家族が病気になるなど、家庭の事情で急遽、奨学金が必要になる場合があるかも知れません。在学採用では、家計が急変し、緊急の奨学金が必要が生じた場合、緊急・応急採用をしてくれます。
借りるか迷っていても、「予約採用」を申し込む

まだ志望校も決まっていないから、どれくらいの金額が必要かわかならないし、返還方式もよくわからないから、どうしよう・・・。

心配ご無用!
高校で申し込む「予約採用」の内容は、最終的に大学入学後に奨学金を借りるための「進学届け」を提出する時に「変更可能」です。
キャンセルや金額の変更ができる

「予約採用」の日程は、かなり重要なので何回も言います!
それだけ、予約採用は重要です!
予約採用の時にも、希望額や返還方法(定額返還方式か所得変動型方式・利率固定か利率見直し)を決めなくてはなりません。
予約採用の時に、希望額・返還方式が決まっていなくても、進学く届けを提出するまでに考えれば良いので、十分に時間があります。なので、仮の希望額と返還方式を提出しておきましょう!

もしも、奨学金が不要になった場合は、キャンセル料・手数料はかかりません!
なので、少しでも奨学金が必要性がある方は、「予約採用」の準備をしましょう!
※予約採用で変更できるのは「奨学金の辞退、借入金額の変更、返還方式」というのを覚えておきましょう。
給付型(もらえる)奨学金の条件「3つ」

給付型奨学金を受けられる条件は以下です!
①家計の所得
②学力
③人物
家計の所得
「住民税非課税世帯、生活保護を受給している世帯」であることが条件です。また、大学を受験する本人が18歳の時点で、社会的用養護が必要な方(18歳時点で、児童学養成施設などに入所している。または、里親やファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)で養育されている方は、給付型を受けられる可能性が高いので、申し込みを検討しても良いと思います。
学力

どうせ成績優秀者しかもらえないでしょ。。。

諦めるには早すぎます!
成績優秀者だけではないようです。
成績優秀者だけではなく、「教科外の部活が特に優れ、かつ、概ね満足できる学業をおさめている」
例)部活動、生徒会、委員会活動、学校行事、ボランティア活動などの活動が、特に優れた実績があれば、学業成績は「概ね満足できるレベル」で十分です。
※家庭の所得水準を満たしているのであれば、「今の成績では無理だ」と諦めずに、申し込みを検討しましょう。

ただし!!!
給付型(もらえる)奨学金では、「進学後に巣くれた学業成績をおさめる見込みのあること」が条件にもなっています。何で、大学進学後に生成期がよくない場合には、給付型が打ち切られることもあります。また、停学などを給付型を受けるのにふさわしくない行為の場合は、これまでに給付した金額を、返還しなければならないことも知っておきましょう。
人物
人物については、「学習活動その他、生活の全般を通じて態度・行動が学生にふさわしいこと」が条件です。

いまいち、基準がわかりにくいですが、お利口さんにしておきましょう!笑
給付型には「学校の推薦が必須」
給付型を受けるには、「家計の所得水準」「学力」「人物」を満たした上で、高校の推薦を受けなくてはなりません。

学校からの推薦を受けるには、常日頃から真面目に学校生活を送るようにしましょう!
日本学生支援機構(JASSO)では、全国の高校を対象に、「この高校には〇〇人」「推薦できる人数」を指定しています。申し込んだ人の中から、各高校が「推薦できる人数」に合わせて、JASSOに推薦し、JASSOが審査して、最終的に給付型をもらえる人が決まります。
給付金で受け取れる金額を確認しておく

次に、毎月もらえる給付金を確認しましょう!
月額2〜4万が支給されます!
最大で月4万、4年間で192万
給付型を毎月、いくらもらえるかにより、第一種や第二種を組み合わせる場合、借りる金額も変わってきますので、給付型がいくらもらえるか確認しましょう。
給付型は決して、多い金額ではありません。給付型のみでは、大学費用をまかなうことはできませんが、必要であれば、第一種と第二種を併用するようにしましょう。
進学先 | 国公立大学 | 私立大学 | ||
---|---|---|---|---|
自宅通学 | 自宅外通学 | 自宅通学 | 自宅外通学 | |
月額 | 2万円 | 3万円 | 3万円 | 4万円 |
朗報!!!2020年度から増額されました!!!


住民税非課税世帯だと、下記の通りになります。


毎月たったの、2万かよ〜。

たった2万円でも、毎月・4年間となれば、100万近い金額になります!
もらえるものは、もらっておきましょう!
毎月2万円×12ヶ月=24万×4年間=96万
毎月4万円×12ヶ月=48万×4年間=192万
※一時金について
児童養護施設や児童自立支援施設などに、入居している人、もしくは18歳時点で里親やファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)で養育されている人、などに毎月の給付額とは別に、24万をもらうことができます。

ここまでに以下の4つを解説していきました。お疲れ様でした!
①「奨学手続き」のスケジュールを把握する
②借りるか迷っていても、「予約採用」を申し込む
③給付型(もらえる)奨学金の条件「3つ」
④給付金で受け取れる金額を確認しておく
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慣れない文章で、大変ですが、「ご自身の将来ため・お子さんのため」です!
引き続き、一緒に頑張りましょう!!!